2020年9月13日日曜日

笑い学研究27号発行

笑い学研究27号が発行されました!

《巻頭言》鳶野克己(日本笑い学会副会長)「「生きることの訳のわからなさ」と笑い」
《特別寄稿》大平哲也「笑いと身体心理的健康・疾病との関連についての近年の研究動向―2010年~2020年の観察研究、介入研究を中心に―」
《論文》伊藤理絵「幼児期後期の嘲笑理解の発達―感情理解・心の理論・道徳性の観点から―」
《研究ノート》佐々木沙和子「発達障がい幼児と保育者との笑いを伴う関わり合いに関する研究―幼児の言葉の拡がりに着目した一事例を通して―」
《研究企画委員会企画》やまだりよこ「【聞き書き拾遺】『笑いと私』・上方笑芸と歩んだプロデューサー―見えない笑芸史と笑いを支えた大瀧哲雄氏の履歴―」
《書評》
中條敦仁:金 小英 著『平安時代の笑いと日本文化:『土佐日記』『竹取物語』『源氏物語』を中心に』
青砥弘幸:田畑 栄一 著『教育漫才で、子どもたちが変わる:笑う学校に福来る』
松阪崇久:赤木 和重 編著、砂川 一茂・岡崎 香奈・村上 公也・麻生 武・茂呂 雄二 著『ユーモア的即興から生まれる表現の創発:発達障害・新喜劇・ノリツッコミ』
《海外研究動向》
《投稿広場》

論文や研究ノート等は12月ころにJ-Stageにて公開される予定です。 

2020年9月7日月曜日

9/13(日)笑い学会オープン講座「狂言の笑い」

新型コロナ感染症の影響で中止が続いていた日本笑い学会のオープン講座ですが、9月から再開されます。

日本笑い学会オープン講座
2020年9月13日(日)14時~15時30分
「狂言の笑い」講師:広瀬 依子氏(追手門学院大学国際教養学部講師)
会場:関西大学・梅田キャンパス 701教室(7階)
参加費:一般500円(学生300円)・会員無料
《先着30名様》(新型コロナ流行の影響で席数が制限されています)
【お問合せ】日本笑い学会事務局(予約不要)
※関西大学人間健康学部共催(講座に関するお問合わせは学会事務局まで)

概要:狂言は室町時代に大成し、今も上演され続けているセリフ劇であり喜劇です。ついお酒を飲み過ごしてしまったり、しっかり者の妻が気弱な夫を叱咤したり、家来が主人をやりこめたり、社会的強者をチクリと刺したり……。その内容は、大らかでたくましい庶民の笑いにあふれています。また、作品の中には伝統音楽の常磐津や歌舞伎に移入されたものもあります。中世に育ち、現代でも共感できる狂言の笑いをひもといていきます。

※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、講座開催の中止・延期などの変更があり得ます。開催前にホームページにて情報をご確認ください。