2023年9月2日土曜日

笑い学研究30号刊行

 8月の京都での大会に合わせて、笑い学研究30号が刊行されました。

【論文】
瀬沼文彰「2000年代のお笑い文化のパラダイムシフト:松本人志のお笑いのゆくえ」
宮田裕光・高田佳子・佐瀬有里「対面での笑いヨガの実践による心理状態の変化および性格特性との関連」
石田万実「社会の変容とテレビコントの内容に関する考察:2018年度から2021年度に焦点を当てて」
土居郁雄「「笑いの環境(空間)を醸成する要素」の一考察:上方落語の草創期に見る」

【研究ノート】
本郷亜維子「心理的ウェルビーイングに対するユーモアコーピングの効果:ユーモアの機能と対処方略の関係」
小向敦子「通じにくいユーモアを巡る一考察:からかう・本末転倒・撞着・不運・皮肉の笑いが秘める可能性」
伊藤理絵「笑いの三項共立モデルの提案:「笑う-笑わせる-笑われる」試論」
高岡しの「ユーモアは対人ストレス場面の対処法として有効か」
福島裕人「コロナ禍における笑顔マスク作成とその効果に関する予備的研究」
渡部直人「落語におけるパフォーマンスの特殊性とその変化:先行研究の整理と展望」
長島平洋「日本におけるユーモアという言葉:その歴史的変遷と今後」

研究企画委員会企画【聞き書き拾遺】
やまだりよこ「『笑いと私』・裏方として支え見つめた上方笑芸:夢路いとし・喜味こいしの元マネージャー・津田愼一氏の回想〈その2〉」

【書評】
茨木正治「小山昌宏 著『批評なきカートゥーンのゆくえ:風刺滑稽画はいかに生き残れるのか?』」
雨宮俊彦「Lydia Amirのユーモアと哲学」
村島義彦「滝澤武人 著『エッセイ 好きやねん、イエス!』」
瀬沼文彰「アーカー&バグドナス 著『ユーモアは最強の武器である』」

【笑い学―海外での研究動向】
伊藤理絵・森田亜矢子・松阪崇久・白井真理子・野村亮太・石田聖子

【投稿広場】
村島義彦「「笑い学会」の活力源に寄せて」
群学屋求聞子「U先生を偲ぶ」
山本成夫「永遠の未完成:努力と向上の先にある笑顔」