2025年10月18日土曜日

12/7(日)日本笑い学会研究会「日本史で笑い解く古典落語」@龍谷大学

 《日本笑い学会第59回研究会のお知らせ》
2025年12月7日(日)14時~17時
テーマ:日本史で笑い解く古典落語 

プログラム
開会挨拶:札埜和男理事(龍谷大学文学部教授)

①龍谷大学寄席
 落語「つる」浪漫亭瑠畔(久保貴彦理事)
 落語「佐々木裁き」爪田家らいむ(矢野宗宏副会長)

②鼎談:高島幸次氏・矢野宗宏副会長・札埜和男理事

③講演:落語の史層に学ぶ笑い
講師:高島幸次氏(大阪天満宮文化研究所所長)
講演概要:古典落語はその話が作られた時代における当代性(その時代の旬の情報)と歴史性(その時代にはすでに旬を過ぎた情報)の両方を踏まえて作られています。しかしそれから100年以上も経った現代では、その両方の情報が消えています。にもかかわらず面白いのは、落語には重層的な笑いが込められているからです。

講師プロフィール:龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻は日本近世史・天神信仰史。龍谷大学エクステンションセンター(略称=REC)顧問、大阪天満宮文化研究所所長。 夙川学院短期大学教授、本願寺史料研究所客員研究員、追手門学院大学客員教授、大阪大学招聘教授などを歴任。博覧強記を地で行く知識と、思わず吹き出す絶妙なトークから「浪花の語り部」の異名も。近江地方史・天神信仰史に加え、古文書などから読み解く大阪の庶民の生活史にも精通している。天満天神繁昌亭で毎月25日天満寄席をプロデュースしている。著書に『奇想天外だから史実―天神伝承を読み解く―』(大阪大学出版会)、『大阪の神さん仏さん』(釈徹宗と共著。140B)、『日本人にとって聖地とはなにか』(内田樹・釈徹宗・茂木健一郎・植島啓司と共著。東京書籍)、『上方落語史観』(140B)など。今回のテーマに関わる著書として『和泉選書196 古典落語の史層を掘る』(2022年、和泉書院)がある。

会場:龍谷大学大宮キャンパス・西黌102講義室
参加費:一般500円・会員無料
問い合わせ:090-2350-0093 (矢野宗宏)

2025年9月4日木曜日

笑い学研究32号が刊行されました

 日本笑い学会の機関誌『笑い学研究』の32号が刊行されました!目次は以下の通りです。

【巻頭言】
日本笑い学会会長 鳶野克己「人生を戦わない、けれども人生を降りない ―「ぼやくという生き方」をめぐって―」
【論文】
・岡村宏懇「対決と対向の笑い ―「附子」作品にみる狂言と落語の笑いについての考察―」
・高岡しの「ユーモアスタイルと主観的Well-beingの関連 ―ソーシャルサポートと友人関係満足感に着目して―」
・渡部直人「「消えない」語り手 ―七代目立川談志の落語の語りをめぐって―」
【研究ノート】
・名取柊真・小岩広平・内山彩香・若島孔文「個人が問題に対峙した場面で発揮する「ユーモア・マインド尺度(Humorous Mind Scale:HMS)」の開発と信頼性・妥当性の検証」
・熊谷圭太・野村亮太「「緊張の緩和」理論の実証研究」
・石田万実「属性を演じる笑いと視聴者の反応に関する研究 ―YouTubeのショートネタとコメント欄から―」
・阿部真幸・小石真子・石田智之・古谷昭雄・高田美子「笑いを取り入れた健口プログラムの試み ―オーラルフレイル予防のための継続的取り組み―」
・平澤順治「「時うどん」と「時そば」のサゲの違い」
【実践報告】
・堀 登志子「小学五年生の授業「笑いの教室」実践報告」
・竹田裕司「ギター流しがなぞなぞの歌で笑いをとる方法」
【書評】
・鳶野克己 田久朋寛著『ゆるくつながる ―笑いで広がる共感とコミュニティ―』(第9回日本笑い学会賞佳作)
・瀬沼文彰 神保喜利彦著『東京漫才全史』
・米田恵子 伸井太一・鎌田タベア著『笑え!ドイツ民主共和国 ―東ドイツ・ジョークでわかる歴史と日常―』
・村島義彦 柏木新著『戦争と演芸 ―〝笑い〟は嫌われ〝泣き〟も止められ―』
【海外研究動向】
【投稿広場】
・原坂一郎「能登地震ボランティア体験記 ~子どもも大人も笑えば元気に~」
・山本成夫「ユーモアの成せる技 ~最期の和みのプレゼント~」
・村島義彦「いわゆる「実証」について」
【投稿要領】
【編集後記】

2025年8月29日金曜日

笑い学研究31号、J-STAGEで公開!

昨年発行された日本笑い学会の学会誌 『笑い学研究』31号(30周年記念特別号)に掲載されている論文・研究ノートや書評などが、J-STAGEで公開されています。「日本笑い学会30年の記録」も公開されています。どうぞご覧ください。

⇒ J-STAGE『笑い学研究』31号

2025年8月12日火曜日

日本笑い学会大会2025研究発表リスト

 日本笑い学会大会の研究発表はこちら。どうぞお越しください(非会員も参加可)。

2025年8月30日(土)・31日(日)@立命館大学大阪いばらきキャンパス(茨木市)

〈口頭発表〉
佐藤結花「ザ・ドリフターズ主演の喜劇映画におけるキャラクター変遷の考察」
岡村宏懇「新作狂言「平林」の笑いの特色 ―落語「平林」との比較から―」
渡部直人「「伝統」と「現代」を取り持つ ―初期談志落語「蔵前駕籠」の一考察―」
遠藤謙一郎「「博多仁和加」(傘下の五月会)の年間活動に参加して感じた伝統と発展について」
札埜和男「大阪弁の機能と笑い」
鄭 在恩「韓国の新語・流行語にみられる諧謔性」
小森英明「仏典の中の‘笑い’(18) ―『大般涅槃経』を中心に[V]―」
村松 武「モーツァルトと笑い」
中井宏次「夜と霧から学ぶ『いのち輝く笑い(ユーモア)』」
岩﨑永太郎「笑都広島見聞録 ~広島笑い半世紀~」
鵜子修司 成瀬 翔「『笑い』最高!」
小石真子・檀原三七子・吹野信浩・土居裕美子「シニアクラブの演芸大会における会員による介護予防体操を盛り込んだ寸劇」
堀 登志子・郡 達ノ助・安藤美夏・原田達也・根本拓門・青砥弘幸「落語を通した地域教育活動の可能性 ~池田市立石橋南小学校での「笑いの教室」実践の報告と分析~」
松阪崇久「笑いを広める活動の課題 ―山形県の「笑い条例」制定時の議論に注目して―」

〈ワークショップ〉
木村恭子「マスクで笑って免疫力UP!」

〈ポスター発表〉
群学屋 愚聞子「ソシオン理論とソシオンヘキサフレクサゴン」
網 弥生・水落洋志「支援的ユーモア志向尺度得点が高い保育者はどのような保育を展開しているのか」

プログラムはこちらからダウンロードできます。→日本笑い学会大会

2025年7月6日日曜日

8/30~31(土日)日本笑い学会大会@立命館大学大阪いばらきキャンパス

 今年の日本笑い学会大会は、立命館大学の大阪いばらきキャンパスで開催されます。

日程:2025年8月30日(土)・31日(日)
会場:立命館大学大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)

記念講演(30日)の講師は(公財)近江兄弟社ヴォーリズ記念病院のホスピス医師の細井 順 先生で、テーマは「ホスピスは笑いがいのち ―ともに笑い、ともに泣いて―」です。

昨年の大会で好評だった参加型分科会「笑い学の広場」、今年は7つのテーマにわかれて語り合い、笑い学を深めます(31日)。(こども・健康・看護・死・つながり・ことば・現代社会)

今年は大会前日(29日)にエクスカーション(遠足)もおこないます。大阪府立上方演芸資料館「ワッハ上方」と吉本興業の「なんばグランド花月」、大阪の粉もんグルメ(千房)を楽しめるツアーがあります。「笑いと大阪グルメの旅」は定員50名・先着順です。ツアーの詳細とお申込みは下記のフォームからどうぞ!

日本笑い学会2025「笑いと大阪グルメの旅」

また、大会1日目(30日)には「第1回笑い学選手権」を開催します。笑い学のおもしろさや幅広さにクイズ形式で挑戦できる選手権です。参加費は一般500円、会員は無料です(予約不要)。大会2日目の最後に優勝者や優秀者の発表と授賞式があります。どうぞご参加ください。

2025年6月4日水曜日

6/28(土)三重支部「老いと笑い」井上宏 初代会長

 《笑い学関連イベントのお知らせ》

日本笑い学会三重支部第90回笑例会・支部総会
2025年6月28日(土)14:00~15:30(13:30受付開始)・15:30~支部総会
講師:井上 宏 氏(関西大学名誉教授・日本笑い学会初代会長)
テーマ:老いと笑い ~「笑うこと」と「忘れること」~

会場:アスト津 3階 イベント情報コーナー(津駅東口より徒歩1分)
参加費:一般500円・会員無料
問い合わせ:waraigakkaimie [at] gmail.com (事前申し込み不要)

2025年5月6日火曜日

5/17(土)関東支部「誰と一緒に笑うのが健康に良いのか?」

 《笑い学関連イベントのお知らせ》

日本笑い学会関東支部第333回研究会
2025年5月17日(土)14:00~16:00(開場13:30)
【プログラム】
1.講演「誰と一緒に笑うのが健康に良いのか? ~笑いの研究から社会実装への取り組み~」 講師:大平 哲也 氏(福島県立医科大学教授)
2.6月14日総会及び6月第333回研究会のご案内

会場:オンライン開催
参加費:一般1000円・笑い学会会員と学生は無料
問い合わせ: un_ei-01@warai-kanto-0808.org

*いつもより30分開始が早いのでご注意ください。
(参加申込は5/15までに関東支部ホームページのお申込みフォームから)